2005年7月 9日 (土)

DOBROにピックアップを(9)

CMC1さて、内蔵ピックアップはどうしても音が硬質になり耳障り。
そこで外から拾うタイプのコンデンサマイクを探してみた。
モノは横浜の某楽器店の店員Iさんに紹介してもらい、注文。
ATの楽器用クリップマイクでファンタム電源。

CMC2取り付けはリゾネイタのカヴァーの穴にクリップで止めるだけ。
ケーブルにちょっと細工をして、エンドピンに引っかけられるようにしてある。
音はマイルドでいかにもドブロらしい音が出るけど、ややハウリングに弱い。
ライヴでは内蔵のフェザーと併用する。
CMC3
電源は最初AC電源の安いのを買ったんだけどでかいこと。
プリアンプとかわらないサイズ。
そこで写真にあるバッテリー式のモノをネットで購入。これは小ぶりで使い勝手抜群。
実際にライヴの音を録音したものを聴いたけど、ほぼ満足いく音が出た。
めでたしめでたし。

次回はメタルボディのピックアップについて。いつになるやら。

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2005年6月27日 (月)

DOBROにピックアップを(8)

dbwb15エンドピンにシールドを半田付けしたのち、
テールピースを挟んでギターにとり付ける。
この状態にしてからでないと、ピックアップの取り付けはやりにくい。
でもリゾネイタのカヴァーがこれで付くのかはやや心配だったので、
テストしてみたらなんとか取り付けられることが分かった。一安心。

dbwb16ボディ側から見るとこんな感じ。
ヘボな半田付けの部分はお見せしたくないのでこれで勘弁。

dbwb17そしてこのようにリゾネイタの裏側にピックアップを貼り付ける。
このピックアップは本当に軽いんで、生音には殆ど変化がない。
この後はリゾネイタをセットし、カヴァーをネジ止めして完成。
画像は(4)あたりで想像してね。

肝腎の音は、やっぱり生音に比べややピーキーで、
少し芯が強すぎる感じかな。
でもハウリングはかなり少なめなので、プリアンプで調整すれば、
けっこう使えるんじゃないかなと思った。
でもこれだけじゃやっぱり音的には不満も残る。
となると、後はコンデンサマイクを取り付けて生音を拾う工夫かな。

と言うわけで、後半へ続く(笑)。

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DOBROにピックアップを(7)

dbwb13いよいよピックアップを仕込む。エンドピン用の穴からシールドを出す。
この時ナットやワッシャを仕込んでおかないと大変なことになる。
なにしろこの穴からピックアップを出し入れすることは不可能なので。

dbwb14ピックアップはこのような状態。
付け根にナットとワッシャが通ってるのが写真から分かると思う。
シールドが短めなので、なかなか加工に手間がかかる。
でも長ければ楽器の中で暴れるから仕方がない。

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2005年6月26日 (日)

DOBROにピックアップを(6)

dbwb11テールピースの方はこんな状態。
かなり大穴を開けちゃったなという印象。
でもサイズはピッタリなんで問題ないかな。
エンドピンを差し込んでみてもドンピシャ。

dbwb12この状態で次の作業にかかることになる。
この辺の手順を間違えると、ネジ止めができなくなるのよね。
だから何度もリハーサルを実施。

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DOBROにピックアップを(5)

dbwb7ありゃ?エンドピンとテールピースを取り除いたらびっくり!
エンドピンのねじ穴(写真の左下の方)とは別に、明らかに間違って開けた穴が!
いやいや、仕事がアバウトだなぁ。でも穴の拡大に影響せねばよいが。

dbwb8というわけで作業開始。最初はルータで塗装を剥がしたんだけど、
画像はピンボケで没。途中からいけそうだって思って、ハンドドリルで一気に開口。
説明書には1/2インチのドリルなんて書いてあったけど、とりあえず12mmで挑戦。
こちらは一発でok。ひび割れとかも全くなし。
dbwb9一方テールピースはリーマーで穴を拡大。
周辺に出たバリはやすりで削り落とす。これが大変で小一時間。
それとこれは失敗したら取り返しがつかないんでかなり慎重になる。
12mmのリーマーが貫通したら作業終了。
dbwb10
かくしてこのような穴を綺麗に開けることができた。
ピンのサイズともピッタリ。最大の難所は越えた。

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DOBROにピックアップを(4)

dbwb4さて、リゾネイタのカヴァーを外す。スパーダーコーンてこんな感じ。
くもの巣状のアルミダイキャストの枠が付いてて、その上にブリッジが乗ってる。
後は薄いアルミのコーンで、これがリゾネイタ特有の音を出す本体。
このコーンは結構薄い材質でできてる。
だから扱いは慎重にする必要あり。

dbwb5原理はスピーカーに近いかな。中段の写真は裏から見た図。
真ん中に突き出しているねじでスパイダーとブリッジを固定してある。
左の方、ちょっと凹みがあるように見えるなぁ。
まあ音に支障はないと思うけど。

dbwb6コーンを取り除いたギターの中はこんな感じになってる。
コーンを受ける部分に器で枠が作ってあるのがよく分かる。
ネックのジョイントもかなり頑丈にしてある感じ。
さていよいよ「手術」開始。

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2005年6月20日 (月)

DOBROにピックアップを(3)

toolsさてそうなると必要なのは工具類。
いくつかのサイトを参考にしながら、東○ハンズで調達。
写真左からハンディルータ、ハンドドリル、リーマー(12mm,20mm)、やすり。
このうちルータは塗装剥がしに使うといいということだったので、
使用したが必ずしもなくても大丈夫そう。
写真も撮ったんだけどピンボケになってるので没。

ポイントは12mmのハンドドリル。このシンプルな工具が決定的な仕事をした。
この手の工具は以前他のものを作るのに使ったことがあり、勝手が分かっていたんで
多分行けると踏んでた。
リーマーとやすりはテールピースの金属に穴を空けるために使用。

いよいよその時が。ドキドキ、ハァハァ(なんのこっちゃ)。

ちなみに貫通式はわが家のウッドデッキ。天候は薄曇りと絶好の日和。無風。

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DOBROにピックアップを(2)

pu2ピックアップは楽器屋で評判の良かったマッキンタイア(McINTIRE)のフェザーというシリーズを選択。
これには一応ビスケットコーン用とスパイダーコーン用があり、
僕はどちらも持っているので両方購入。
それぞれ実売$100くらいで、メーカーに直接オーダーしたらわずか5日ほどで到着!
いやいや速いと思ったけど、送料が$50ほどかかった上、後に税金の請求まで来た。

名前の通り羽のように軽く、どうやらコーン裏に直接貼り付けるタイプのよう。
ピエゾなんだろうな。

さて、このウッドボディのドブロはスパイダーコーンで、写真の通りジャックはエンドピン型。
ということはボディのケツに穴を開けなきゃならない。
ムスメを傷物にするのかと思うと、ちょっと躊躇。でもやるっきゃないでしょ!

yahoo掲示板のギターカテでいろいろ教わって、いざチャレンジ!

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DOBROにピックアップを(1)

DOBRO1暫くメタルボディのドブロを使ってたけど、
本当はそれを買うときこっちが欲しかった。
でも売れちゃってたのよね。

で、某所で見かけたので、矢も盾もたまらず購入。

さて、ライヴで使うとなると、音をどうやって拾うかが問題になる。
マイク録りが簡単なんだけど、じっとしながら弾く自信なし。
かといって下手なピックアップじゃリゾネイタの味が出ない。
そこで、あれこれ考えた挙げ句、自分でピックアップを仕込むことにした。

(つづく)

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