ニューオーリンズ・ミュージックDJ会@横浜
野毛のacross the BORDERLINEで出版記念のイヴェントを行いました。
今回は監修の文屋さんの他、執筆者の鈴木啓志さんと陶守さん、
それに協力者の関根さんと僕の5人で回しました。
特に前回参加できなかった鈴木さんがどんなものを回すのかが興味津々でした。
午後6時には執筆者の他本の少ししか人がいませんでした。
今回は僕がホストなので最初に回すことに。
多分陶守さんが新しいところを、後の人はアナログのマニアックなのを
回すだろうと読んだ僕は、入門編的な王道で選曲しました。
ただし、曲と曲の並びには全部関連が付いています。
さらにトータルに意識したものもあります(特に後半)。
会場ではしゃべって種明かしはしてありますけど、
リストだけご覧になった方、例えば曲と曲のつながりが何だったかを
考えてみるのも面白いと思いますよ。
1:Lee Allen "Walkin' With Mr. Lee" EMBER 1958
2:Fats Domino "I'm Walkin' IMPERIAL 1957 RB#1 POP#4
3:Ernie K-Doe "Mother-In-Law" MINIT 1960 RB#1 POP#1
4:Benny Spellman "Lipstick Traces (On A Cigarette) MINIT 1962 RB#28
5:Huey "Piano" Smith & His Clowns "High Blood Pressure" ACE 1958
6:Barbara George "I Know (You Don't Love Me No More) A.F.O. 1961 RB#1 POP#3
7:The Shirelles "Everybody Loves A Lover" SCEPTER 1962 RB#15 POP#19
8:Chris Kenner "Something You Got" INSTANT 1961
9:Robert Parker "Barefootin'" NOLA 1966 RB#2 POP#7
10:Lee Dorsey "Get Out Of My Life, Woman" AMY 1965 RB#5 POP#44
11:Allen Toussaint "On Your Way Down" SANSU 1972
12:Earl King "Darling Honey Angel Child" REX 1960
13:Dwayne Dopsie & the Zydeco Hellraisers "Voodoo Child" I VIBE LIFE 2002
14:The Meters "Come Together" unissued 1972?
15:Snooks Eaglin "Boogie On Reggae Woman" P-VINE 1996 (Live In Japan 1995)
16:The Wild Magnorias "Life Is A Carnival" METRO BLUE 1999
2番手は関根さん。
コツコツ集められたレアなシングル盤を中心に
楽しい曲をかけてくださいました。
特にディヴ・バーソロミュー関連の選曲が、
僕の大好きな線でした。
アール・パーマーもたっぷり聴けたし。
3番手は文屋さん。
彼もシングル盤を回したんですけど、
どちらかというと少し新し目で、ファンキーな選曲。
大好きなエディ・ボーやミーターズ、
それにジョニー・アダムズが回りました。
文屋さんのセットリストはこちらにあります。
http://boon-log.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/new_orleans_dj_.html
4番手の陶守さんは新しいCDからの選曲。
サブデュース、ティンメン、サンパイ、そしてジョン・ブッテなど、
僕の予想通りのアーティストが並びました。
ボーダーラインの店には一番フィットしていました。
僕の持っているものも結構あったので、
今度店に持っていくことにしました。
陶守さんのリストはこちら。
http://black.ap.teacup.com/sumori/92.html
最後を飾るのが鈴木さん。
とにかく珍しい盤がいっぱいだったし、
その話のコアなこと!
むしろ話題の相手が他のDJという感じで、
文屋さん、たびたび脱帽のご様子(笑)。
いつしかお客さんも満員になり、楽しい会になりました。
結局5時間ほどニューオーリンズ音楽で溢れました。
終了後、東京方面の皆さんがそそくさと帰る中、
残ったお客さんと音楽談義に花を咲かせることもできました。
店の個人ビール最高注文数を更新してしまいました(大汗)。
だって楽しかったんだもん。
機材も用意したこともあり、店の方からはこうしたDJ会を
定期的に開催してみてはとのありがたい提案を。
ブルースやニューオーリンズものの面白さを紹介できる機会が
少しでも増えて、ファンが増えたら嬉しいな。
とりあえずは平日の夜、ひとりの場合1時間半、
ゲストDJがきたら2時間ほどでやってみようかと思っています。
当面はひと月かふた月に1回くらいがいいかな。
肩のこらない、気楽に聞いてしゃべって飲めるようなDJをしたいと思ってます。
今回ご協力いただいた皆さん、ボーダーラインのスタッフの皆さんには大感謝です。
僕の写っている写真は陶守さん撮影。いい顔した酔っ払いだわ(笑)。
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